雑談です。
Vket2023 Summer 初出店した話をします。
…ですが、その前に一応Vketについて触れておきますね。

Vketとは、バーチャルマーケットの略称で、VR空間上で開催される大イベントです。

バーチャルマーケット2023 Summerの公式Webの画像。クリックするとリンクへ飛びます。

VRCでなにかしら活動している人は『Vketに出店して一人前』みたいな風潮があるように思います。
とはいえこれは個人的な印象であって、なかには初心者クリエイターでもノリと勢いで出店する方もいます。

『なかには初心者クリエイターでもノリと勢いで出店する方もいます。』……トゲがありますが、
一人のVRに関わるクリエイターとしては咎める書き方になってしまいますね。――この話はまた後で。

まずはブース外観をぐるっと。

僕は販売アイテムが充実するまでは出店しないスタンスをとっていました。
これは先ほどの『初心者がノリと勢いで――』につながります。

Vketは出店料が掛かるからです。
2023では3300円を支払ってVketにお店を置くことができます。
ということは、販売アイテムが少なかったり、売り上げが見込めないなら赤字になるわけです。

僕が現段階で販売しているアイテムは500円アイテムが多く、Vket出店になかなか踏み込めませんでした。

いつでも、どこでも、だれとでも。
『ノヒメシリーズ』は気取りがない、
ゆるっとした着心地のアバターを
提供します。
データが軽い&表現規制もないので
時と場所を選ばずVRCを楽しめます!

出店を決めたのは『八衢』でした。

八衢は6500円という市場の価格帯で言えば中間のアバターです。
もちろんクオリティも500円とは全然違います。

Vketでは、これが一体でも売れれば黒字と考え、初出店に踏み切りました。

出店ブース製作途中の画像。サイトのヘッダー素材としても使用している。

ブースのレイアウト

個人的にVketを客としてまわった経験として、会場はとにかく広いです。
カラフルで、ギミックもあって、たくさんの出店者が煌びやかにお店を設置しています。

……正直、疲れます。
VRゴーグルを被っているストレスの上、広い会場を隅々まで巡って全てのお店を見て
まわる人はほぼいません。

目に入ったお店の外見が分かりづらければ素通りします。かといって情報量が多ければ
いいというわけでもありません。シンプルすぎても地味になり、背景に埋もれてしまいます。

外観。遠くからでもアバターを売っているお店であること、お店の名前が『傘下屋』であること。最低限の情報を伝えるようにした。
正面に立つと、八衢さんが力強くこちらに手を伸ばす。VRらしいダイナミックな演出をしています。

レイアウトで意識したのは三つ。
『わかりやすさ』『発光』『文字説明』
……です。

『わかりやすさ』
Vketで見かけるパターンとして飾りもなく販売アイテムをポン置きしているものがあります。
これは、何を販売しているのかわかりやすいですが、会場の華やかさに埋もれてしまいます。
……なので、ブースの範囲(幅4m奥行4m高さ5m)を覆いました。

そして、アバターを販売しているということが一目で分かるように、
看板や照明、お店の内装など華美な装飾は行いませんでした。
それだと目立たないと思うかもしれませんが、ブースを覆っているので問題ありません。

『発光』
ただ覆うのでは見栄えが悪いので、隅を間接照明のように光のグラデーションで飾りました。
内装もかなりシンプルなので、発光させることで間延びをごまかしながら空間演出としています。

『文字説明』
文章で説明する必要性を軽んじている人は多いです。
ですが、Vketは接客を行う店員はいません。
自由にお客様が歩いて回れるからこそ、アイテムの文字説明があると親切ですね。
入口に『Welcome!』と添えるだけでも印象は変わると思います。

おわりに
Vketは無事に黒字となりました。
余談ですが実生活の方が転職でドタバタして製作が進まなかったので、
このイベントで改めて傘下屋の宣伝ができたのはありがたかったですね。

皆さんも是非一度足を運んでみてください。
Vket2023S Cocoon Art Aquarium – Echo – VRChat

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